南島原市議会 > 2018-08-08 >
08月08日-06号

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  1. 南島原市議会 2018-08-08
    08月08日-06号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-25
    平成30年  7月 定例会(第2回)第6日 8月8日(水曜日)出席議員(19名)       1番  中村哲康君    11番  小嶋光明君       2番  近藤一宇君    12番  黒岩英雄君       3番  田中次廣君    13番  中村一三君       4番  金子憲太郎君   14番  中村久幸君       5番  小林知誠君    15番  下田利春君       6番  柴田恭成君    16番  川田典秀君       7番  高木和惠君    17番  吉岡 巖君       8番  吉田幸一郎君   18番  井上末喜君       9番  隈部和久君    19番  林田久富君       10番  松永忠次君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    副市長       山口周一君 教育長       永田良二君    総務部長      渡部 博君 企画振興部長    伊藤幸雄君    市民生活部長    川島進一君 衛生局長      菅 三郎君    福祉保健部長    田口克哉君 農林水産部長    森崎一成君    建設部長      森永茂夫君 水道部長      金子邦彦君    教育次長      深松良蔵君 行革推進室長    栗田一政君    財政課長      米田伸也君 会計管理者     笹田 勝君    農業委員会事務局長 綾部洋一君 監査委員事務局長  末續正司君議会事務局出席者 局長        林  誠君 書記        森山博之君 書記        永吉共泰君 書記        鳥瀬美智君第2回定例会議事日程 第6号 平成30年8月8日(水)午前10時開議 (委員長報告、質疑、討論、採決)日程第1 議案第34号 南島原市アートビレッジ・シラキノ条例の制定について日程第2 議案第35号 南島原市奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例について日程第3 議案第36号 南島原市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について日程第4 議案第37号 南島原市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第38号 平成30年度南島原市一般会計補正予算(第1号)日程第6 議案第39号 平成30年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第7 請願第1号 地方財政の充実・強化を求める意見書採択のお願い (提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決)日程第8 議案第40号 財産の取得について(職員用パソコン)日程第9 議案第41号 財産の取得について(小学校教育用パソコン等) (提案理由説明、質疑、受理)日程第10 報告第10号 専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について) (提案理由説明、質疑、委員会付託省略、採決)日程第11 同意第23号 教育委員会教育長の任命について日程第12 同意第24号 教育委員会委員の任命について日程第13 同意第25号 監査委員の選任について日程第14 同意第26号 監査委員の選任について (提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決)日程第15 発議第3号 「地方財政の充実・強化を求める意見書」の提出について日程第16 発議第4号 南島原市議会会議規則の一部を改正する規則について日程第17       閉会中における各委員会の継続調査申出について     午前10時00分 開議 ○議長(林田久富君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は19名であります。定足数に達しておりますので、これより議事日程第6号により、本日の会議を開きます。 ここで、追加議案等について、議会運営委員長から報告を求めます。 ◆議会運営委員長柴田恭成君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 先ほど追加議案について、議会運営委員会を開催いたしましたので、その協議結果をご報告いたします。 市長から、契約関係の議案2件、報告案件1件、人事案件の同意4件を追加提案したいとの申し出があっております。協議の結果、追加議案とすることを決定いたしました。 なお、契約関係の議案2件については、提案理由説明の後、質疑、討論、採決、報告案件1件については、提案理由説明後、質疑となります。 なお、人事案件の同意4件の議案については、慣例申し合わせにより提案理由説明後、質疑を行い、委員会付託、討論は省略して、採決は無記名投票で行います。また、議会運営委員長から、南島原市議会会議規則の一部を改正する規則について発議の申し出が議長に対してあっておりますので、本日の議事日程とすることに決定いたしました。 以上が議会運営委員会の協議内容であります。報告を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  日程第1、議案第34号「南島原市アートビレッジ・シラキノ条例の制定について」から日程第7、請願第1号「地方財政の充実・強化を求める意見書採択のお願い」まで、以上7件を一括議題といたします。 各委員長から審査結果の報告を求めます。 初めに、総務委員長の報告を求めます。下田利春委員長。 ◆総務委員長下田利春君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 ただいまより総務委員長報告を行います。 去る7月27日の本会議において、総務委員会に分割付託されました案件について、7月30日に全委員出席のもと、慎重に審査を行いました。今回の付託案件は、議案1件、請願1件であります。 なお、説明については、本会議の議案提出説明において説明があっているので、審査の過程で出された主な質疑について報告をいたします。 議案第38号「平成30年度南島原市一般会計補正予算(第1号)」について、総務部より説明。質疑として、文書広報費、このPR事業を委託しているが、委託がほとんどなのか、どれくらいの割合で自分たちもしているのか。 答弁。秘書広報課で行っている大きなPR事業としては、シティプロモーション事業として委託をしている。 質疑。自分たちで取り組んでいるPR事業はどんなものがあるのか。 答弁。一例であるが、商工観光課あたり自分たちで素麺を持っていき、現地で実演をしてPRをしている。 質疑。総合型シティプロモーションにはこれまで1億ぐらいは使っているのではないのか。本年度も肉づけ予算でやるようだが、これまでの成果と、今度は何を対象にプロモーションしていくのか。 答弁。平成26年度から知名度の向上、来客数の増加を事業の大きな目標にやってきたが、現実はなかなか達成できていない状況である。今後については、日帰りエリア、年齢層については主婦層、ファミリー層とかいろんな方に来ていただくことの仕様を検討している。 質疑。ソラシドエア飛行機を見たが、島原素麺が表に出過ぎて南島原のPRになっているのかなというのもあった。もう少し計画性を持ってやっていただきたい。 答弁。ご指摘のとおり、計画がない事業になっているとの考えもあり、昨年末より庁内においてワーキンググループを作り、総合的シティプロモーションに統一性を持つべきであるとの議論をしているところである。成果については、昨年作成のショートフィルムは全国で有数の観光映像大賞を受賞、また、「撮ってくれんね!南島原の写真コンテスト」を実施したが、今でもいろんな所から声がかかっている。 次に、交通安全協会補助金について。 質疑として、前回の総務委員会でもかなり課題になったが、増やされた根拠と146万4,000円は妥当なのか。 答弁。基本的に平成26年度から交通安全協会で免許証の即日交付を行うようになった。これまで3,000人程度だったが、免許証更新者数が5,000人程度と約1.5倍に膨らんで業務がかなり煩雑になり、職員を1名増やされたことが運営を窮した。これに加え、交通安全協会の加入者数が6割、7割あったものから5割程度になった。根拠については、1名の職員増の人件費12万2,000円の12カ月分、146万4,000円である。 質疑。事務職員1名分とのことだが、県警のほうも補助は増やしたのか。 答弁。県の交通安全協会が免許業務を落札し、市の交通安全協会へこの分を委託している。県のほうからは増額の明言はないが、市の交通安全協会のほうからも声を上げると伺っている。 次に、ドローンについて。 質疑。ドローンを3台購入する予定だが、素人にはかなり操縦が難しく、結構事故もあっているようだが、操作方法はどのように考えているのか。 答弁。本庁舎に1台ずつ配備する計画である。当然、操作上の問題もあるが、現在、ドローンも大分進化しており、プログラミングによって操縦できる機種もある。また、一般の方でドローンの操縦にたけた方がおられ、協力するとのことで操作研修も実施していきたいと考えている。 質疑。性能についてはどうか。 答弁。1回の充電で飛行時間は約30分、基本的に電波を飛ばして運転するが、上空5,000メートルぐらいまでは可能となっている。また、360度のカメラを装備しており、それを転送してリモコンで操作する。 その他の質疑として、世界遺産が登録された、議会も改選された、世界遺産をPRした名刺を作ろうとしたが、市は準備していない。議員が全国に出かける時にはPRになる。原本を作るのにはそんなに金はかからないと思うが、いかがか。 答弁として、今、300セット準備を進めている。でき上がったら議会事務局にも連絡をするということでございます。 総務部質疑終了。 次に、企画振興部関係について、主な質疑について報告をいたします。 質疑。地域商社関係でありますが、地域商社により電力が安く買えるというが、どれくらい安くなるのか、また、新電力事業者というのはどこを指しているのか。 答弁。九州電力を100としたら、10%程度安くなる。電力の自由化ということで、九州電力以外からも電力を購入できる。今回の地域商社はそれを活用する。 質疑。これまで九州電力で賄ってきたが、小さな電力会社に変えて弊害はないのか。 答弁。電線、電柱の大もとはこれまでと変わらない。新電力会社から電気を買うと、新しいメーターがつくが、停電等などの対応についてはこれまでと変わらない。 質疑。この予算が通ればスタートするのか。 答弁。予算が可決したら10月の会社設立に向けて動き出す予定である。出資金をもって企業の方と相談して設立に向けて準備を進める。 質疑。何で南島原市が出資金50%か。 答弁。経営権の2分の1以上を持って安定的な経営を図りたい。市が半分持っていない場合には、向こうがまとまって反対方向に動き出されては困る。そうした趣旨で半分は一応持っておきたい。 質疑。人に横取りされないように南島原市が50%出資する。市長の公約と思うが、話の中で銀行といろいろ言われたが、決断は市長なのか。 答弁として、この事業の大もとは地元銀行からの提案である。業者も銀行が連れてきた。 質疑。運用益で地域商社を運営していくとのことだが、実際、今回の500万円は委託の商社に入るのではないのか。 答弁。500万円に関しては、会社の収入自体が来年度は入らないので、それまでの運営経費である。 質疑。1年間限定の500万円ということでよいのか。運営は第3セクター的なものになるのか。 答弁として、500万円については今年度と来年度の500万円を運営費に考えている。また、第3セクターと同じようなものである。 質疑。国からの補助金はあるのか。 答弁。補助金はありません。 質疑。会社や商社を設立する時は損益計算書の作成が必要だが、計算はされているのか。 答弁。損益計算までは作っていない。 質疑終了、討論なし。採決の結果、議案第38号のうち、総務委員会に分割付託された関係分については原案のとおり可決することに決定をいたしました。 なお、委員会終了から昨日までに地域商社の設立のあり方の問題点や意見等の相談が数名からあっています。総務委員と相談の結果、予算はこうしてもう可決しておりますので、今後、設立の協議の中において慎重に協議され、よりよい地域商社の設立になるよう委員会として申し入れをしておきますので、よろしくお願いをしておきます。 請願第1号「地方財政の充実・強化を求める意見書採択のお願い」。 意見として中身を見て執行部がしていることと職員が言っていることがずれているような気がするとの意見、組合員の意見をここで聞きたいとの意見もありました。また、事務局長より、参考として平成24年より29年まで続けて6回採択された事例を発表していただきました。 討論なし、採択の結果、請願第1号は採択することに決定をいたしました。 なお、先ほども申し上げ、委員会でも申し上げましたが、審査の過程で出された意見や指摘事項については真摯に受け止められ、今後の職務に精励されるようお願いをいたします。 最後に、閉会中の継続調査については、議長に申し出ることに決定をいたしました。 以上で、総務委員長報告を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  次に、文教厚生委員長の報告を求めます。田中次廣委員長。 ◆文教厚生委員長(田中次廣君) (登壇) 文教厚生委員会における審査の経過及び結果についてご報告をいたします。 本委員会に付託された案件は、議案第34号「南島原市アートビレッジ・シラキノ条例の制定について」の外4件であります。 審査にあたりましては、担当部局から説明や考え方を聴取し、審査をいたしました。その結果、議案第34号「南島原市アートビレッジ・シラキノ条例の制定について」は、採決の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第35号「南島原市奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例について」は、採決の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第36号「南島原市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について」は、採決の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第37号「南島原市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」は、採決の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第38号「平成30年度南島原市一般会計補正予算(第1号)」の文教厚生委員会に分割付託された関係分につきましては、採決の結果、原案のとおり可決することに決定をいたしました。 それでは、審査の過程において特に議論になった点について、順次報告をいたします。 なお、提案理由につきましては、本会議にて説明がありましたので、ここでは委員会での質疑について報告をいたします。 初めに、議案第34号「南島原市アートビレッジ・シラキノ条例の制定について」でございますが、第6条の2項「教育委員会は前項の許可をする場合において、アートビレッジの管理上必要な条件を付することができる」となっているが、付することができるというのは付さないということが原則であって、したがって、この条件というのはどのようなことなのかとの質疑がございました。 これに対しまして、第6条の管理上必要な条件として、まず利用者が守るべき事項として、利用団体者の責任者が全て責任を持つこと、利用をしていない設備等は使用しないことなど、施設内には版画作成に必要なプレス機とか薬剤等があります。申し込んだ者以外は部屋には入らないようにとか、薬剤あたりを使用しないようにとか、そのようなことを規定いたしております。それと、個人または団体等といっしょに施設を利用する場合がありますので、特に小学生等が利用した場合には、ほかの利用者に迷惑をかけないようなことを指導するとか、そのようなことを考えておりますという答弁でございました。 また、委員から、第3条に、アートビレッジに館長、その他必要な職員を置くことができるとあるが、本会議の議案質疑の時にマネジメント委託というのがあったが、マネジメント委託というのはどのようなものかとの質疑がございました。 これに対しまして、マネジメント委託というのは、アートビレッジに常駐して施設の管理やそこに招聘する若手芸術家の指導とかアートビレッジを利用しての講座、版画教室とかそういう活動をする。それと、出向いて講座をする、そういう企画をする職員を言いますという答弁でございました。 それから、委員から、大体1年度、2年度、3年度、4年度ぐらいの来館予想とか、毎年の歳入歳出をどのくらい見込んでいるのかとの質疑がございました。 これに対しまして、答弁としまして、歳出については、マネジメント委託料若手芸術家を招聘するアーティストレジデンス事業と施設の維持管理費等を含めて大体年間1,000万円程度を予定しておりますということです。 それから、歳入については、施設の使用料、宿泊室の使用料で大体100万円ぐらいを見込んでいるということでございます。 それから、ほかに工事とか何かこの後、出てくるのかというような質疑が委員からございました。 これに対しまして、1,000万円かけて今年度で備品をある程度購入いたしております。その後、また必要な備品等が出てくる場合があると思いますので、何年か後にはその備品の購入費、それと駐車場関係がグラウンドを予定しておりますが、土のままですので、そこを駐車できるような工事が必要かということは考えておりますという答弁でございました。 委員から、館長、その他必要な職員を置くことができると書いているけれども、大体常時館長もしくは職員が館内にいるのか。それと、使用料で1,000円、400円というのはどこから来た数字なのか、その根拠をという質疑がございました。 これに対しまして、館長につきましては、生涯学習課長となっております。職員につきましては、マネジメント委託をする職員が24時間常駐することになっております。それから、使用料の根拠につきましては、同じような施設がある金沢の施設とか、宿泊費については、千々石少年自然の家等の宿泊料を参考に決めておりますという答弁でございました。 それから、委員から、マネジメントをする人の給料はどのようになっているのかとの質疑がございました。 これに対しまして、委託契約を結んでおり、報酬につきましては、地域おこし協力隊の金額に合わせた金額、それと、各指導、教室・講座をしていただきますので、その講師料を含めたところで月額25万円ということで契約しておりますという答弁でございました。 質疑を終了し、討論はなく、採決の結果、議案第34号は原案のとおり可決することに決しました。 次に、議案第35号「南島原市奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例について」でございます。 委員から、これは定額基金と思うが、今どのくらいあるのかと質疑がございました。 これに対しまして、6億5,306万8,899円という答弁でございました。 委員から、これは6億5,000万と定めているので、300何万ということは条例違反ではないかとの質疑がございました。 これに対しまして、第2条で基金の額を6億5,000万円とするということでうたっていますが、第2項で、市長が必要があると認める時は、一般会計歳入歳出予算の定めるところにより基金に追加して繰り入れすることができる。それと、第3項で、前項の規定により繰り入れが行われた時は、基金の額は繰入額相当額増加するものとするというふうな規定を設けております。定額基金ですが、地方財務実務提要においては、その辺は可能であるというふうな解釈がついておりますという答弁でございました。 委員から、奨学資金の全部または一部の償還を免除することができるとあるが、(3)の「その他やむを得ない事由により償還が困難と認められたとき」、この点をどのように考えているのか。それと、「全部又は一部の償還を免除することができる」となっているが、この判断基準、誰が判断するのか。市長が判断するのか、それとも奨学資金の委員会か何か設けておられれば、そこで判断するのか、あるいは教育長が判断するのか、教育委員長が判断するのかとの質疑がございました。 答弁といたしまして、(3)のその他やむを得ない事由によりということですが、裁判所あたりの通告、自己破産みたいなことがあればということで、それを想定いたしております。 判断基準ですが、医師の診断書等あたりをもって修学が困難というふうなことが分かるような客観的な資料の提出を求めております。それで教育委員会内部で検討した後、市長の決裁をとるというようなことを考えておりますという答弁でございました。 また、委員から、今、奨学資金の基金はどのくらい貸し付けているのか、何件くらいなのか、それと、未納等はどのようになっているのかとの質疑がございました。 これに対しまして、貸付者等は、平成29年度においては59名の1,905万円貸し付けをいたしております。平成30年度は、この条例が可決された場合、53人の2,004万円を見込んでおります。それと、未納分についてですが、平成28年度においては79人の1,313万6,600円、平成29年度においては65人の938万9,730円となっておりますという答弁でございました。 また、委員から、未納分についての納付についてはどのようにされているのか。未納期間が5年、10年といったそういったものがあるのかとの質疑がございました。 これに対しまして、奨学生本人を含め連帯保証人を2名、保護者ともう一人第三者の方を立てておりますので、同時にお知らせをして償還をお願いするような形をとっております。未納については、合併前からの分も若干あります。その辺も大分対応いたしまして、何人かは償還をしていただいている状況ですという答弁でございました。 また、委員から、奨学資金は、例えばほかの所に出て働いていて、南島原市に帰ってきて家業を継いだり、あるいは市内の事業所に勤めた時には半額助成するような条例の制定をしているが、今何件ぐらいでどのぐらいの金額なのかとの質疑がございました。 これに対しまして、償還補助金ですけれども、平成28年度から始まっており、平成28年度が5人の15万5,250円補助をいたしました。平成29年度においては7名の33万5,250円となっております。補助金に関しましては一般財源で対応しておりますという答弁でございました。 また、委員から、半額補助で28年度からして2年経過をしている。これを例えば全額補助にするとか、あるいは7割補助にするのか8割補助にするのか、できるだけ一般財源を使わないようにこの基金で対応することを検討していただきたいとの質疑がございました。 これに対しまして、返還支援事業というのが、県内では佐世保市と南島原市の二つの市だけ行っております。長崎県は、県独自で行っております。それと、財源については、他の自治体に比べまして、本市の場合は8町が合併しておりますので、奨学金自体の額が大きいということもありますので十分検討していきたいと思っておりますという答弁でございました。 質疑を終了し、討論はなく、採決の結果、議案第35号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第36号「南島原市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について」でありますが、委員から、第3階層とか第4階層とかあるが、それはどのようなことかとの質疑がございました。 答弁といたしまして、保護者の税金の額ということで、所得とかを含めた額でいろんな階層といいますか、所得の高い方、低い方がいらっしゃいますが、その階層の今回は第3階層だけということですという答弁でございました。 質疑を終了し、討論はなく、採決の結果、議案第36号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第37号「南島原市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」であります。 委員から、条例の(10)が加わったこと、市長が適当と認めた者とか5年以上実務に実際に従事した者とあるが、その説明をという質疑がございました。 答弁といたしまして、資格要件の考え等については、安倍内閣の一億総活躍社会の実現に向けたもので、地方からの要望等を踏まえ、放課後児童支援員、いわゆる学童クラブの支援員が人手不足等の影響もあって、資格要件として本当に年齢とか人生経験を重ねられたすばらしい人材も存在する中で、そういった人たちも児童クラブの一員として認めてもらえないだろうかというような要望もあっており、そういうことを踏まえた中での拡大ということになろうかと思いますという答弁でございました。 質疑を終了し、討論はなく、採決の結果、議案第37号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第38号「平成30年度南島原市一般会計補正予算(第1号)」でございます。 まず、教育委員会関係でございます。 委員から、17ページの10款、1項、4目の学校施設整備基金費2億円は毎年積み立てるようになっているが、今回は選挙があったから仕方ないと思うが、大体当初で組むようにしているのか、それともいろんな財源を見て組むのか、その点の考えをとの質疑がございました。 これに対しまして、基金の積み立ての時期ですが、当初予算で組ませていただきたいと考えております。それと、財源に余裕があった場合は、昨年度みたいに増額をお願いしたいと考えているという答弁でございました。 それから、委員から、北有馬幼稚園は今何名か。行革と言っているのに、今後の方向性もこのままいくのかとの質疑がございました。 これに対しまして、現在12名園児がおります。ご指摘の今後の持っていき方については、昨年度も行革推進室と保育所を管轄しております福祉保健部といっしょになって検討を進めているところですという答弁でございました。 教育委員会関係の質疑を終了し、次に、市民生活部関係についてでございます。 委員から、予算書の11ページ、塵芥処理について、今回は5,700万の追加補正、そして、改修工事として大体1億3,000万ぐらい。これは、毎年改修工事費に莫大な金がかかっている。し尿処理のほうは今、計画を長寿命化でしているが、ごみ処理のほうは県央との関係もあるでしょうが、今後の方針としてはどのように考えているのかとの質疑がございました。 これに対しまして、基本的にごみ処理については、県央の施設のほうに移管をするというようなことが今、協議をされております。県央のほうがまだ最終的な決議をされておりませんので、それが終わり次第、市としても平成38年から、できればそちらのほうに入って処理をするという方向で動きたいというふうには思っております。その間は今の施設を改修しながら使っていくということになろうと思いますという答弁でございました。 委員から、し尿処理は今、長寿命化で何十億とかかるわけだから、そこのところを今後、方針を早く決めないと大変じゃないかと思う。また、この事業については、補助金はないのかとの質疑がございました。 これに対しまして、国の補助といたしましては、ごみ処理施設等につきましては、新築・増築についてはありますが、今回は市の経費削減のための施設の縮小ということで、これに該当するような補助金はないとのことです。また、合併特例債等々につきましても、施設の縮小ということで該当ができないだろうということで、今回は全て一財対応ということですという答弁でございました。 委員から、純然たる一般財源で1億数千万。今年度限りならいいけれども、毎年莫大な金を一財で対応、皆さんからいただく税収でも人件費には10億円ぐらいは足らないわけだから、一財をこれだけ使うということは今後ますます厳しくなっていくと思うが、どのように考えているのかとの質疑がございました。 これに対しまして、ごみ処理施設については、焼却をする施設と溶融をする施設の二本立てで行っております。今回、溶融を廃止して施設改修を1億5,000万ぐらいかけて行うわけですが、それ以降については、溶融炉については使用しませんので改修費は発生しないということになってまいります。そのかわりに外部に灰の処理を発注しますので、その外部処理費がかかりますが、今の目算で大体差し引き1億円程度は経費減になるのでないかというふうに考えておりますという答弁でございました。 市民生活部関係の質疑を終了し、次に、福祉保健部関係についての質疑はなく、議案第38号の関係分について質疑を終了し、討論はなく、採決の結果、議案第38号のうち文教厚生委員会に分割付託された関係分については原案のとおり可決することに決しました。 閉会中における委員会の継続調査申し出について、議長に申し出をすることに決定をいたしました。 以上、文教厚生委員会委員長報告といたします。(降壇) ○議長(林田久富君)  次に、農林水産・建設委員長の報告を求めます。金子憲太郎委員長。 ◆農林水産・建設委員長(金子憲太郎君) (登壇) おはようございます。 農林水産・建設委員会の報告をいたします。 農林水産・建設委員会での審査の経過並びに結果をご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、議案第38号「平成30年度南島原市一般会計補正予算(第1号)」と議案第39号「平成30年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」の2件であります。 これらの案件につきまして、8月1日委員全員の出席の上、農林水産・建設委員会を開催いたしました。そして、担当部局から詳細説明や考え方などを聴取し、慎重に審査いたしました結果、議案第38号のうち農林水産・建設委員会に分割付託された関係部分及び議案第39号は、いずれも全会一致で原案のとおり可決することに決定いたしました。 なお、議案説明については本会議で説明があっておりますので割愛し、各案件の結果及び主な質疑について順次報告いたします。 初めに、議案第38号「平成30年度南島原市一般会計補正予算(第1号)」、建設部関係で委員より質疑がありました。 空き家対策については、もう一歩踏み込んだ対策が必要ではないか。 答弁。現在、空き家対策については法に基づいて作成した空き家等対策計画に基づいて進めておりますが、相続の関係問題とかいろいろなしがらみがあり、思ったように進んでいない。そこで、今回の補正では、本市の実態に応じた行動計画、アクションプログラムという一つ突っ込んだ計画を作成し、それに沿ってやっていこうと考えている。 委員より質疑。一歩踏み込むというが、どう踏み込むのか、もう少し詳しい説明を。 答弁。具体的には、空き家の所有者に後見人が立てられている場合や小さいころに親の顔も分からずに別れているため、その人が全く知らなかった財産がある場合などの事例があり、こういう事例では後見人と交渉したり、他県在住でこちらに帰ってくるつもりもなく、財産を手放してもよいというような方には財産を処分していただいて空き家の解体費に充ててもらうなど、いろいろな調整を行いながら取り組んでいる。 委員より質疑。では、台風などが来た時、隣近所に被害を与えたり迷惑をかけるような建物について、市はどのような対策を考えているのか。あと二歩、三歩踏み込んで、本人に解体能力がなければ、本人とも話し合いをした上で、市が空き家を解体し、その上で土地については処分して解体費に充てるなど、絶えず対応を考えていかなければ空き家対策は解決しないと思うがどうか。 答弁。台風あたりで被害が想定される箇所などは、本来なら被害が起きないように本人が対策をするのが努めでありますが、なかなか対策が行われない箇所につきましては、市としても被害が起きないよう、とりあえず最低限の対応はしています。例えば、屋根が飛びそうな所にはネットをかけたり、はりが落ちて危ない所は、今すぐ崩れないように突っ張りをしたりしている。できる限りのことはやっているつもりですが、現実的には時間がかかるため、最終的には行政代執行というのも視野に入れてやっている。 質疑。一生懸命やってはいるようだが、本人に解体能力がない場合は、十分話をして本人の同意を得た上で市が解体し、解体費はこの土地を処分して充てるようにしてはどうか。壊れかけた家が建ったままではその土地の買い手もない。しかし、解体すれば隣近所の人が買うかもしれない。そこのところも含めて話を進めていかなければ、この空き家対策は絶対に解決しない。十分検討してほしい。 答弁。できるだけ隣近所に被害がないよう現場をしっかり確認をし、最悪の事態にならないような対応をしていく。 別の委員より質疑。何年か前、私は危険な所はとりあえず行政がそこを解体して、5年ぐらいの猶予期間を置いて、自分の土地だと名乗り出てきたならば工事費や解体費を支払ってもらった上でその土地を引き渡す。出てこなければ市のものにするというアイデアはどうかという意見を言ったが、今の条例の中でどのような障害があってできないのか。 答弁。市が解体するためには行政代執行という法に基づく解体しか今のところできません。それ以外で市が解体するという方法はないと考えている。現在のところ、そのことも視野に入れて県外まで出向いて本人と接触をし、現況説明などいろいろ行っているが、なかなか本人がこっちを向いてくれないという現実がある。 質疑。他の自治体で行政代執行をした例というのは幾例かあるのか、また、そういう場合はどういう状況だったのか。 答弁。行政代執行には二つの方法があり、本人が対応をしないため代執行でやるという場合と、所有者が全く分からない場合の略式代執行がある。略式代執行は、五島市で1件やっていると聞いているが、それについては執行するのは割と早いというふうに聞いている。本人か相続人がいる場合は、基本的には本人またはその子孫がやるべきなので、代執行をするまでの経過というか、行政上の指導をし、最終的には命令というところまでたどり着くにはいろいろ手続が必要で、略式代執行よりも期間がかかるというような状況であります。 質疑。今のやり方ではなかなか進まないと思う。踏み込んでやっているのは分かるが、危険な空き家というか廃屋に関して一回やってみてはどうか。答弁、平成27年に法が制定され、現在はその法に基づいて代執行も頭に入れてやっているが、今はその途中であり簡略するわけにはいかない。しかし、頭の中には入れてやっていきたいと思っている。 農林水産部、水道部関係の質疑はなく、農林水産・建設委員会に関する質疑を終了し、討論はなく、採決の結果、議案第38号のうち農林水産・建設委員会に分割付託された関係分については原案のとおり可決することに決しました。 次に、議案第39号「平成30年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」について、委員より、一般会計繰入金だが、使用料などの収入で足りない部分は全部一般会計からの繰入金ということなのか。また、4億円を超す繰り入れがされているが、これの全体事業費に対する割合はどれぐらいか。 答弁。下水道事業は特別会計であるため、基本、使用料その他で賄うわけですが、現在、使用料では人件費、起債費の償還等を賄うことができないため、毎年こういう形で一般会計からの繰り入れをしていただいている。 なお、全体事業費に対する繰入額の割合は、今回の補正額を含めて55.3%です。 質疑を終了し、討論はなく、採決の結果、議案第39号は原案のとおり可決することに決しました。 以上、ご報告いたしました審査の過程では、このほかにも意見や指摘が出されました。理事者におかれましては、こうした指摘や意見を真摯に受け止め、今後の事務執行にあたられますようお願いを申し上げまして、農林水産・建設委員会の報告を終わります。 最後に、閉会中における委員会の継続調査について議長に申し出をすることに決定をして終了いたしました。以上です。(降壇) ○議長(林田久富君)  以上で、委員長報告を終わります。 ここで、委員長報告に対する質疑をまとめるため、11時10分まで休憩いたします。     午前10時48分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 これより各委員長報告に対する質疑を行います。 それでは、初めに総務委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  質疑なしと認めます。 これで総務委員長に対する質疑を終わります。 次に、文教厚生委員長に対する質疑を行います。5番、小林知誠議員。 ◆5番(小林知誠君)  議案第34号「南島原市アートビレッジ・シラキノ条例の制定について」ですけれども、このように身近な条例というものは、市民が読んでよく分かるように作らなければならないと、このように思います。それで、私も条例を読みました。その中で、第8条に目的外利用等の禁止というのがあります。 読んでみますと、利用者は許可を受けた目的以外に施設等を利用し、またはその権利を転貸し、もしくは譲渡してはならないと、このように書いてあります。じゃ、どういう目的があるのかなと思って前のほうをめくってみたんですけれども、その目的の項目がありません。そこで、議案質疑で質問しました。そしたら、回答は、目的は設置のところであるというふうな回答でした。条例を作成する側はそれで十分分かるかもしれません。しかし、私も分からなかったんですけれども、利用する市民としては今の条例は、それは不十分だと、分からないと思います。 設置という条項を見ますと、第1条、全ての市民が芸術・文化に触れる機会を創出するとともに心豊かに生きがいのある生活を営むための芸術・文化活動の拠点施設として南島原市アートビレッジ・シラキノを設置すると書いてあります。ここには一言も目的という言葉は出てきません。それで、これでは第8条を理解するのはなかなか難しいんじゃないかと。 そこで、文教厚生委員会ではそこのところをどのように、分かるように条例を変えなければいけないんじゃないかというそういう質疑はなかったのかどうかを伺います。 ○議長(林田久富君)  田中次廣文教厚生委員長。 ◆文教厚生委員長(田中次廣君)  今の件でございますが、これは本会議で多分小林議員が質問され、渡部総務部長が答弁いたしたことだと思っておりますが、同じような質問等が委員会の中でもございました。その中で、教育委員会の答弁といたしましては、議案質疑の中でも総務部長のほうがお答えをいたしておりますけれども、施設の部分ですけれども、設置という部分には目的が含まれております。ですから、施設の設置をいたしますので、設置というふうに記載をしてございますというようなこと等でございまして、そのほかのことについては、これ以上のことは質疑等はあっておりません。以上でございます。 ◆5番(小林知誠君)  以上です。 ○議長(林田久富君)  ほかにありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  これで文教厚生委員長に対する質疑を終わります。 次に、農林水産・建設委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  質疑なしと認めます。 これで農林水産・建設委員長に対する質疑を終わります。 以上で、各委員長報告に対する質疑を終結します。 これより順次討論、採決を行います。 初めに、議案第34号「南島原市アートビレッジ・シラキノ条例の制定について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。2番、近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  私は、先ほど小林議員が質問されましたが、同等のようなことで反対をいたします。 条例案は、設置として第1条に設置の目的が書いてある。一つ目は、全ての市民が芸術・文化に触れる機会を創出するとともに、二つ目は、心豊かに生きがいのある生活を営むための芸術・文化活動の拠点施設としてということです。内容は、設置の目的であってほかにはどこにも目的は書いてありません。にもかかわらず、第8条には目的外利用の禁止として、利用者は許可を受けた目的以外に施設等を利用し、またはその権利を転貸し、もしくは譲渡してはならないとあります。目的がないのに目的外利用とここで出てくるのはおかしいことだと思います。先ほど法律がそうなっているんだと回答がありましたけれども。 そこで、この分かりにくい条例の第1条を次のようにしたら非常に分かりやすくなると思うので提案します。 設置の目的第1条、全ての市民が芸術・文化に触れる機会を創出するとともに心豊かに生きがいのある生活を営むことを目的とし、芸術・文化活動の拠点施設として南島原市アートビレッジ・シラキノを設置する、このようにしたら非常に分かりやすい、使用する市民に対しても分かりやすいものとなると思います。そういうわけで、こういう市民に対する配慮が欠かれていると、欠いてあるということで、この条例には反対をいたします。以上です。
    ○議長(林田久富君)  次に、賛成討論の発言を許します。6番、柴田議員。 ◆6番(柴田恭成君)  文教厚生委員なんですよ。文教厚生委員会の中でいろいろこれ議論をしました。今の意見等は、文教厚生委員会の委員ですから、文教厚生委員会できちんとすべきだと。そこでは反対も何もなかったんです。ということで、そこのところ、やはり議長のほうでよく判断をしていただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  今後、議長のほうで検討をしていきたいと思います。ほかに討論はありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  以上で、討論を終結します。 これより議案第34号を採決します。文教厚生委員長の報告は原案可決です。本案は起立によって採決します。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(林田久富君)  起立多数です。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第35号「南島原市奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  次に、賛成討論の発言を許します。2番、近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  第35号の賛成の討論を行います。 近年の奨学金貸し付けの事情は、大学を出る時に既に数百万円の借金を抱えて社会人になるということをよく聞きます。また、就職しても賃金が安いために奨学金が返せないということもよく聞きます。また、奨学金返還の条件も大変厳しくなっているようで、ある程度の賃金をとらないと返せないという事情も聞いております。これは、日本の企業全体が賃金を安く抑え込むという風潮になっていることが原因だと思いますが、家賃も高く、携帯電話代などの必需品の出費などを考えると、就職しても返還できない人が出てくるというのも分かります。 奨学資金業務の日本育英会も大分様変わりしているようで、返還の条件が厳しくなっています。私が学生だった50年前は返還期間も長く、1回の返金額も少なかった。それが今は大変厳しくなっています。 こんな中で、今回の条例の改正は、利用する側の立場を考えたもので、これまでよりもよいものになっています。よって、この条例改正に賛成をいたします。以上です。 ○議長(林田久富君)  ほかに討論ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより議案第35号を採決します。文教厚生委員長の報告は原案可決です。お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第36号「南島原市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより議案第36号を採決します。文教厚生委員長の報告は原案可決です。お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第37号「南島原市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより議案第37号を採決します。文教厚生委員長の報告は原案可決です。お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号「平成30年度南島原市一般会計補正予算(第1号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。討論ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより議案第38号を採決します。各常任委員長の報告は原案可決です。お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第39号「平成30年度南島原市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより議案第39号を採決します。農林水産・建設委員長の報告は原案可決です。お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第1号「地方財政の充実・強化を求める意見書採択のお願い」に対する討論を行います。 討論は、初めに採択することに反対の議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより請願第1号を採決します。総務委員長の報告は採択です。本件は採択することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、請願第1号は採択することに決しました。 次に、日程第8、議案第40号「財産の取得について(職員用パソコン)」から、日程第9、議案第41号「財産の取得について(小学校教育用パソコン等)」まで、以上2件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、本日追加提案をいたしました議案第40号及び議案第41号につきまして、その概要をご説明申し上げます。 議案第40号及び議案第41号は、財産の取得に関する議案でございます。南島原市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、予定価格が2,000万円以上のため議会の議決を得ようとするものでございます。内容につきましては、この後、担当部長から説明をさせますので、何とぞよろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(林田久富君)  引き続き、各議案につきまして担当部長から説明を求めます。 初めに、議案第40号「財産の取得について(職員用パソコン)」について説明を求めます。伊藤企画振興部長。 ◎企画振興部長(伊藤幸雄君)  議案第40号を説明させていただきます。 議案第40号「財産の取得について(職員用パソコン)」でございますが、平成23年度から平成25年度までに購入しましたパソコンのサポート終了に伴い、職員用パソコン246台を購入したく、南島原市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 資料といたしまして、物品売買契約書及び設置場所一覧、入札結果表を添付いたしております。 物品売買契約書をご覧ください。 物品名は、職員用パソコンでございます。契約金額が3,077万8,920円、契約の相手方は、長崎県長崎市恵美須町4番5号NBC情報システム株式会社、代表取締役中部省三。納入先は南島原市各庁舎でございます。 以上で、議案第40号の説明を終わります。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(林田久富君)  次に、議案第41号「財産の取得について(小学校教育用パソコン等)」について説明を求めます。深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  議案第41号を説明させていただきます。 議案第41号「財産の取得について(小学校教育用パソコン等)」でございますが、平成22年度に導入をいたしました小学校教育用パソコン及び周辺機器の老朽化と保守サポート期間の終了に伴いまして、パソコン204台とプリンターなどの周辺機器及びネットワーク機器を購入したく、南島原市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 資料といたしまして、物品売買契約書、機器仕様書及び入札結果表を添付いたしております。 物品売買契約書をご覧ください。 物品名は、小学校教育用パソコン等、契約金額は7,916万4,000円、契約の相手方は長崎県長崎市田中町585番地5、扇精光ソリューションズ株式会社、代表取締役濱口晴樹。納入先は南島原市内の小学校、堂崎、西有家、有馬、南有馬、口之津、加津佐の6校でございます。 以上で、議案第41号の説明を終わります。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(林田久富君)  初めに、議案第40号「財産の取得について(職員用パソコン)」について質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  質疑なしと認めます。これで、議案第40号の質疑を終わります。 次に、議案第41号「財産の取得について(小学校教育用パソコン等)」について質疑を行います。質疑ありませんか。4番、金子憲太郎議員。 ◆4番(金子憲太郎君)  先ほどの職員用のパソコンですけれども、246台、そして今度、小学校用の204台ですが、こっちのほうが少ないのに金額としては倍以上の額になっています。それは、機器が教師用とか何かいろいろあるからでしょうけれども、あまりにも差があるような気がしますので、ちょっとその辺の説明をお願いいたします。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  台数が似ているのに金額がちょっとかけ離れているということでございますけれども、小学校教育用パソコンにつきましては、周辺機器、プリンター、プロジェクターなども購入をしております。そして、学校支援ソフト、それと文書管理ソフトなど、そのようなソフト部門も購入をしてございますので金額が違っております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  よろしいですか。 ◆4番(金子憲太郎君)  はい。 ○議長(林田久富君)  7番、高木和惠議員。 ◆7番(高木和惠君)  さっきちょっと手を挙げださずに、第40号の時に、この第40号と第41号の辞退、業者の辞退を見てみますと、これ、どっちが先にあったかというのは、順番的に第40号が先に入札があったと思ってお尋ねしますが、第40号が先に。 ○議長(林田久富君)  高木委員、申し訳ないですけれども、第41号についての質疑でお願いします。 ◆7番(高木和惠君)  うん、質疑でしょ。第40号と第41号の入札は第40号が先に入札があったものとして質問いたしますということです。ここに第40号は3社が辞退です。第41号は4社が辞退なんですが、第40号で落札したNBC情報システム株式会社が第40号で落札なんですが、この第41号では辞退になっているんですけれども、同日に入札をして一つ落札した場合は、次のは辞退しなきゃならないというようなことがあるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(林田久富君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  必ずしも辞退しなければならないということではございません。落札をして、その後ほかのやつまでその業者さんがやれる力があるのかどうか、それは業者さんの判断だというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  すみません、今、比べてみますと第41号が先にあっているということで、第41号の入札を辞退し、第40号で落札ということですが、どのようにお考えなのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(林田久富君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  すみません、高木議員さん、もう一度質問をお願いいたします。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  すみません、第40号、第41号の議案ですので、第40号が先にあったものと思っていたんですが、今見てみますと、第41号先に辞退をして、そして後ので落札ということになっているんですけれども、このようなことをもしも市民から聞かれた場合、私たちどう判断すればいいのか、その辺のところ、初めての私も経験だったので説明を求めたいと思います。 ○議長(林田久富君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  第41号の分につきましては、先ほど教育次長が申しましたように、パソコンと、それから周辺機器、それと各種ソフトの設定、それと各小学校への設置、配線等もございます。そういうことで、そちらの分についてはできないと判断されたのではないかというふうには思っております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  業者はそう判断されて辞退されたと。それで、あなたたちは、業者としては判断できるものとして入札、これは一般競争入札ですかね、指名競争入札でしょう。そしたら、あなたたちが指名しているんですけれども、そういうふうに判断しますと今おっしゃるけれども、その辺の責任はどう思われるんですか。監視委員会もあるんですから、こういうのが監視委員会のほうに回ったら、やはりちゃんとした報告なりされると思うんですけれども、今の答弁じゃちょっと納得できないかなと思うんですけれども、今後のことでもいいですけれども。 今回こういうことになって、今後こういうことがあったらどうされるか、この業者に対してもですよ。あまり辞退をすれば、その次から、委員会では辞退した業者に対しては厳しい意見がよく出るんですけれども、そこはそこの問題として、あなたたちが指名して、今そういう第41号の中身と第40号の中身が違っていたということで何か説明がありましたが、指名をされていたんですから、その辺のところを今後どうされるのか。 ○議長(林田久富君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  登録業者として届けが出ていますので、その中で選んだと、指名をしたという状況でございます。たまたまと言えばあれですけれども、第40号と第41号では業務の仕様の内容が違うし、仕様を満たすための物品の調達が難しいというふうな場合については、当然入札の辞退届けが出されたというふうに理解しているところでございます。 ○議長(林田久富君)  ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  これで、議案第41号の質疑を終わります。 以上で、議案第40号から議案第41号までの質疑を終結します。お諮りいたします。議案第40号及び議案第41号の2件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第40号及び議案第41号は委員会付託を省略することに決しました。 これより順次討論、採決を行います。 初めに、議案第40号「財産の取得について(職員用パソコン)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより議案第40号を採決します。お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第41号「財産の取得について(小学校教育用パソコン等)」について討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより議案第41号を採決します。お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。 次に、日程第10、報告第10号「専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)」を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、本日追加提案をいたしました報告第10号につきまして、その概要をご説明申し上げます。 報告第10号は、地方自治法第180条の規定により、議会において指定されている事項について、8月1日に専決処分いたしましたので、本定例会において報告するものでございます。 内容につきましては、この後、担当部長から説明をさせますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。(降壇) ○議長(林田久富君)  引き続きまして、担当部長から説明を求めます。川島市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  報告第10号を説明させていただきます。 報告第10号「専決処分の報告について(損害賠償の額の決定について)」でございますが、地方自治法第180条第2項の規定により、議会において指定されている事項(損害賠償の額の決定)について、平成30年8月1日に専決処分をいたしましたので報告をするものでございます。 平成30年7月9日午前10時15分ごろ、上の原団地の浄化槽清掃中、浄化槽汚泥を積載した作業車を発進させて駐車場から左折させながら出ようとした際、左側サイドバーが左隣に駐車してあった相手方右フロントフェンダー部に接触をした事故について損害賠償の額を決定したものでございます。賠償の金額は19万9,875円、賠償する相手方につきましては、記載のとおりでございます。 なお、損害賠償額につきましては、全国自治協会自動車損害共済の対象となっております。 以上で、報告第10号の説明を終わります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(林田久富君)  これより質疑を行います。7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  市長にお尋ねしますけれども、たびたびこういう損害賠償、専決問題で、これは報告になっておりますけれども、今回のこの問題については10対ゼロということですよね。そしたら、何の落ち度もない市民の車に傷つけて、そして職員は公務中ということでこの専決で保険会社から出ますと、たびたびそういうことなんです。 私、前回初めて違う方向で、修理代だけでいいと思いますかと、心の傷、びっくりしたこともあるし腹立たしいことも文句は言えないだろうし、そういうことについて、職員についてどう思われるのか。今回10対ゼロなんですが、市長の考え、どう思われますか。職員を守るのはいいんですか。やっぱり見舞金とかというのは、職員もやりたいという気持ちもあると思います。すみませんという言葉だけで、前回、企画部長は言葉で丁重に謝りましたと言うんですが、なかなか要求ということではないんですが、そういうのは負担になるかどうか分かりませんが、そういう気持ちのあらわし方というのは、市長の考えでお尋ねしたいと思います。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  お互いに交通事故を起こした時に、その割合もありますけれども、お互いにやっぱり相済まなかったなという思いは、私自身もかつて事故を起こしたことはございますけれども、こういう立場になってからでありませんが、大変申し訳ないなという思いで過ごしたことはあります。 もう仮に今回のように職員が非があったということで、その辺の部分は、法的な部分と心情的な部分というのは、やはりそのところはあるというふうには思っておりますが、法の定めによってその整理はされたというふうには思っておりますが、気持ちとしては、こういうことを起こした時に自分自身も振り返ってみて、やはり相済まなかったなというふうなところはあるというふうなところでとどめさせていただきたいというふうな思いはあります。 ○議長(林田久富君)  7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  市長、私も起こしたことがありますと言うけれども、私そういうことを言っているんじゃないんですよ。この文章を読んでも、これは注意義務を怠ったんじゃないですかね。自分の注意ですよ。本人が少しぐらい負担してでもこれ、いい問題と思うんですよ。今後、職員の事故の場合、全部その損害賠償を保険で賄うということで今ずっと終わっているんです。 10対ゼロで傷つけられた車の修理代だけで納得できない人もいらっしゃると思うんですよ。これ、新車の場合はどのようになるのかという問題もありますよ。本当に買ったばかりで初日だったと。それにそういう傷つけられたら、修理じゃ済まんと思いますよ。新車を買ってもらいたいと言っても、そこは保険会社とのやりとりだと思うんですが、そういうところを10対ゼロの場合に、相手の立場を考えて、職員は市長の家族と言えば家族というような表現をされますけれども、その辺のところを少し、どう思われますかと言ったけれども、今のところじゃ、今の答弁じゃ何も、やっぱり今までどおりというような考え方のようですが、ちょっと緊張感を持たせて、責任感を持たせてそういうことを作ったらどうですかと思います。もう一回お願いします。ないですか。副市長でもよかと。 ○議長(林田久富君)  山口副市長。 ◎副市長(山口周一君)  原則的には、業務中に起こした事故ということになりますので、それに対して、本人に対していろんな賠償を求めるとかということは非常に難しいというふうに思っております。ただ、気持ち的に事故を起こしたということで、相手方に対して相済まないというふうなことでの対応は、多分その場で本人さんもされていると思いますし、その場合には上司も現場に行って立ち会って、ちゃんと面談をして謝っているというふうに私は思っておりますので、そういうような格好で、本人また組織としてもちゃんとした対応をしているんじゃないかというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  分かりました。そういう発言をたびたびされますので、職員の緊張感がなくならないと。何をしてもそういう法律で守られとるということでなかなか進展しないんです。その辺のところを尋ねてみたかったので、ありがとうございました。 ○議長(林田久富君)  答弁はないんですか。ほかに質疑ありますか。18番、井上末喜議員。 ◆18番(井上末喜君)  毎度のことですけれども、人身事故があっていないからいいようなものの、これは本当の初歩的な運転ミスですよね。それに助手席にももう一人乗っとったんじゃないでしょうか。これ、やっぱり条例を作ってその事故した人に幾らか支払いさせるようにしたら事故は絶対なくなると思います。私は、ある所の会社の運転管理者をしていたので、あんまり事故が続くものだから、どうしても避け切れない事故は会社持ちと、運転手のミスで事故した場合は半額運転手持ちと決めたら全然事故がなくなってゼロになりました。そういう事例もあります。 今は、草刈り機にしたって車の事故だけで済んでいます。これを窓を開けて走っている時に、草刈り機の石が飛んできて目に入ったりとか、さっきのように人間が車の横におったらサイドバンパーで引っかけた巻き込み事故で大変な事故になると思うんです。そこのところも考えて、その職員たちにもやっぱり指導をしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  渡部総務部長。 ◎総務部長(渡部博君)  議員のご指摘は重く受け止めております。おっしゃるように、職員が緊張感を持って業務にあたるように再三部長会議等で周知啓発をしているところでございますが、再度ですね10日の日にも部長会議を開催することとなっておりますので、その折りにも再度注意を促したいというふうに思っております。本当に申し訳ございませんでした。 ○議長(林田久富君)  18番、井上議員。 ◆18番(井上末喜君)  そういうふうにして注意してもらって、部長会議でお話しされるのは結構ですが、それでとまったら何にもならんわけです。その部長さんたちがまた各部署に持ち帰って、みんなにそういう指導をしてもらうように心がけていただきたいと思います。よろしくお願いします。答弁要りません。 ○議長(林田久富君)  ほかに質疑ありますか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  これで、報告第10号の質疑を終わります。 なお、ただいまの報告第10号につきましては、地方自治法第180条第2項の規定により議会に報告するものでございますので、以上の報告をもってご了承をお願いいたします。 ここで、午後1時20分まで休憩します。     午前11時50分 休憩     午後1時20分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第11、同意第23号「教育委員会教育長の任命について」を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、本日追加提案をいたしました同意第23号を説明させていただきます。 同意第23号「教育委員会教育長の任命について」でございますが、現教育長である永田良二教育委員会委員の任期が本年8月10日に満了となりますが、同氏を新教育委員会制度に基づく教育長に任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 永田良二氏は、別紙経歴のとおり、県立大村城南高等学校校長を退任後、西海学園高等学校の教頭を勤められ、平成26年8月11日から南島原市教育委員会教育長として本市教育行政を支えていただいております。 以上で、同意第23号の説明を終わります。何とぞご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。(降壇) ○議長(林田久富君)  これより同意第23号「教育委員会教育長の任命について」の質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  質疑なしと認めます。 これで同意第23号の質疑を終わります。お諮りします。同意第23号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、同意第23号は委員会付託を省略することに決しました。 討論を省略し、これより同意第23号を採決します。この採決は、無記名投票をもって行います。 投票の準備のため暫時休憩します。     午後1時23分 休憩     午後1時24分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまから無記名投票を行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(林田久富君)  ただいまの出席議員数は18人であります。 投票用紙を配布させます。     〔投票用紙配布〕 ○議長(林田久富君)  投票用紙の配布漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(林田久富君)  異状なしと認めます。 念のために申し上げます。本件に賛成の議員は「賛成」と、反対の議員は「反対」と点呼に応じて記載台で記載の上、順次投票を願います。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第72条第2項の規定により反対とみなします。 点呼を命じます。林事務局長。     〔議会事務局長の点呼に応じ投票〕 ○議長(林田久富君)  投票漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 これより開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に5番、小林知誠議員、6番、柴田恭成議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いを願います。     〔開票〕 ○議長(林田久富君)  投票の結果を報告いたします。 投票総数18票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち、賛成  11票      反対   7票 以上のとおり賛成が多数であります。よって、同意第23号は同意することに決しました。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(林田久富君)  日程第12、同意第24号「教育委員会委員の任命について」を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、同意第24号を説明させていただきます。 同意第24号「教育委員会委員の任命について」でございますが、松尾哲氏を新たに教育委員会委員に任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 松尾哲氏は、別紙経歴のとおり本市教育委員会学校教育課長を務められた後、有家中学校校長を最後に退任され、教育者としての経験も豊富で、人格・識見とも卓越した方でございます。 以上で、同意第24号の説明を終わります。何とぞご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。(降壇) ○議長(林田久富君)  これより同意第24号「教育委員会委員の任命について」の質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  質疑なしと認めます。これで同意第24号の質疑を終わります。お諮りします。同意第24号は会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、同意第24号は委員会付託を省略することに決しました。 討論を省略し、これより同意第24号を採決します。この採決は、無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(林田久富君)  ただいまの出席議員数は18人であります。 投票用紙を配布させます。     〔投票用紙配布〕 ○議長(林田久富君)  投票用紙の配布漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(林田久富君)  異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本件に賛成の議員は「賛成」と、反対の議員は「反対」と点呼に応じて記載台で記載の上、順次投票を願います。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第72条第2項の規定により反対とみなします。 点呼を命じます。林事務局長。     〔議会事務局長の点呼に応じ投票〕
    ○議長(林田久富君)  投票漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 これより開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に7番、高木和惠議員、8番、吉田幸一郎議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いを願います。     〔開票〕 ○議長(林田久富君)  投票の結果を報告いたします。 投票総数18票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち、賛成  14票      反対   4票 以上のとおり賛成が多数であります。よって、同意第24号は同意することに決しました。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(林田久富君)  日程第13、同意第25号「監査委員の選任について」を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、同意第25号を説明させていただきます。 同意第25号「監査委員の選任について」、南島原市監査委員の中村良治氏は、平成30年8月10日をもって任期満了となりますが、引き続き監査委員として選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものでございます。 なお、中村良治氏の経歴につきましては別紙のとおりでございます。 以上で、同意第25号の説明を終わります。何とぞご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。(降壇) ○議長(林田久富君)  これより同意第25号「監査委員の選任について」の質疑を行います。質疑ありませんか。7番、高木和惠議員。 ◆7番(高木和惠君)  この監査委員の方というのは、合併時からずっとなんですが、何も問題なければ私もいいとは思うんですけれども、今回、私は、職員の答弁に対してなるべくならば監査委員にちゃんと指摘してもらおうかと思って監査委員を毎回議会に呼んだんですけれども、その中でだんだん分かってきたんですが、最終的に監査委員の言葉によって監査請求をしようと思ったんですが、監査の結果でも重々分かっているのに、その問題についても私は納得できなかったので、今訴訟になっているんですが、そういうことも考えてやはりこの方に代わる人はいないというようなことになったんだろうとは思うんですが、意見を求めたいと思います。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今回提案させていただきましたのも、引き続き皆様に選任をお願いして務めていただきたいという考え方で提案を、皆様方の同意を求めるものでございます。 ○議長(林田久富君)  7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  じゃ、この監査委員の立場で、兼任になるかどうか分かりませんけれども、監査委員になったら、監視委員会とか真砂の監査委員とかというのがされていると思うんです。この間も指定管理のところでも指定管理のそのメンバーに、審査メンバーに入られているんですが、それはもう監査委員になった人はそういうところに兼務というか充て職というか分かりませんけれども、そういう形になっているのかどうかお尋ねしたいと思います。それ以外にも何か充て職があるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  充て職じゃないと考えております。 ◆7番(高木和惠君)  結構です。 ○議長(林田久富君)  ほかにありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  これで同意第25号の質疑を終わります。お諮りいたします。同意第25号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、同意第25号は委員会付託を省略することに決しました。 討論を省略し、これより同意第25号を採決します。この採決は、無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(林田久富君)  ただいまの出席議員数は18人であります。 投票用紙を配布させます。     〔投票用紙配布〕 ○議長(林田久富君)  投票用紙の配布漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(林田久富君)  異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本件に賛成の議員は「賛成」と、反対の議員は「反対」と点呼に応じて記載台で記載の上、順次投票を願います。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第72条第2項の規定により反対とみなします。 点呼を命じます。林事務局長。     〔議会事務局長の点呼に応じ投票〕 ○議長(林田久富君)  投票漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 これより開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に9番、隈部和久議員、10番、松永忠次議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いを願います。     〔開票〕 ○議長(林田久富君)  投票の結果を報告いたします。 投票総数18票、これは先ほどの出席議員数に符合をいたしております。 そのうち、賛成   4票      反対  14票 以上のとおり反対多数であります。よって、同意第25号は同意しないことに決しました。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(林田久富君)  日程第14、同意第26号「監査委員の選任について」を議題といたします。 ここで、地方自治法第117条の規定により、除斥の必要がありますので、小嶋光明議員の退席を求めます。     (小嶋光明議員 退場) ○議長(林田久富君)  提案理由の説明を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、同意第26号を説明させていただきます。 同意第26号「監査委員の選任について」、議員のうちから選任する監査委員として小嶋光明氏を監査委員として選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 なお、小嶋光明氏の経歴につきましては別紙のとおりでございます。 以上で、同意第26号の説明を終わります。何とぞご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。(降壇) ○議長(林田久富君)  これより同意第26号「監査委員の選任について」の質疑を行います。7番、高木和惠議員。 ◆7番(高木和惠君)  議会の選出の議員としては、やはり議会のほうに投げかけてほしいということは旧町時代からも私たち進めてまいりましたけれども、このようなことに対して市長のお考えをお尋ねしたいと思います。地方自治法も改正の段階になっていますし、ある所では、もう議会から出す監査委員というのはもうやめようかというところもあると聞いておりますので、今回は特に議会から出られた市長でもありますので尊重していただけるかなということを思っておったんですが、今回もそちらのほうから出されたということについて、市長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  ただいま高木議員がおっしゃったような仕組みといいましょうか、それもある、選択肢の一つではあります。しかし、今回はもうこういう形で同意を求めるということを行ったところであります。 ○議長(林田久富君)  7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  今の言葉は、今回もということだと思うんです。前もそうだったと。今回もですよね。だから、前回から4年経って、前回もちょっと厳しいことでやり直しもありましたよね、すぐ出されましたけれども。そういうことも考えられて議会を尊重されるかなということを私は期待しておったんですけれども、それ、もう一度重ねてお尋ねしますけれども、今回はじゃなくて今回もということと思うんですが、どうですか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  議会を尊重はいたしております。決して軽視をしているわけではありません。 ○議長(林田久富君)  7番、高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  言葉では軽視していないと言うけれども、やっぱり進んでいかなければ、軽視とまでは言いません。ただ、尊重していただきたかったなといって残念に思ったまでであります。以上です。 ○議長(林田久富君)  ほかに質疑ありますか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  これで同意第26号の質疑を終わります。お諮りいたします。同意第26号は会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、同意第26号は委員会付託を省略することに決しました。 討論を省略し、これより同意第26号を採決します。この採決は無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(林田久富君)  ただいまの出席議員数は17人であります。 投票用紙を配布させます。     〔投票用紙配布〕 ○議長(林田久富君)  投票用紙の配布漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  配布漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(林田久富君)  異状なしと認めます。 念のため申し上げます。本件に賛成の議員は「賛成」と、反対の議員は「反対」と点呼に応じて記載台で記載の上、順次投票を願います。 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第72条第2項の規定により反対とみなします。 点呼を命じます。林事務局長。     〔議会事務局長の点呼に応じ投票〕 ○議長(林田久富君)  投票漏れはありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 これより開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に12番、黒岩英雄議員、13番、中村一三議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いを願います。     〔開票〕 ○議長(林田久富君)  投票の結果を報告いたします。 投票総数17票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち、賛成   4票      反対  13票 以上のとおり反対多数であります。よって、同意第26号は同意しないことに決しました。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(林田久富君)  小嶋光明議員の入場を認めます。     (小嶋光明議員 入場) ○議長(林田久富君)  日程第15、発議第3号「「地方財政の充実・強化を求める意見書」の提出について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。下田利春総務委員長。 ◆総務委員長下田利春君) (登壇) 発議第3号「「地方財政の充実・強化を求める意見書」の提出について」の説明をいたします。 地方自治体は、子育て支援策の充実と保育人材の確保、高齢化が進み、医療・介護などの社会保障への対応、地域交通の維持など、果たすべき役割が拡大する中で、人口減少対策、大規模災害を想定した防災・減災事業の実施など、新たな政策課題に直面をいたしております。 一方、地方公務員をはじめとした公的サービスを担う人材が限られる中で、新たなニーズへの対応と細やかな公的サービスの提供が困難となってきており、人材確保を進めるとともに、これに見合う地方財政の確立を目指す必要があります。 このような状況にもかかわらず、社会保障費の圧縮や地方財政をターゲットとした歳出削減に向けた議論が加速をしています。特に、トップランナー方式の導入は、民間委託を前提としたものであり、地方財政全体の安易な縮小につながることが危惧されるものとなっています。本来必要な公共サービスを提供するため、財源面を担保するのが地方財政計画の役割です。 しかし、財政再建目標を達成するためだけに歳出削減が行われ、結果として不可欠なサービスが削減されれば本末転倒であり、国民生活と地域経済に疲弊をもたらすことは明らかです。 このため、2019年度の政府予算と地方財政の検討にあたっては、国民生活を犠牲にする財政とするのではなく、人的サービスとしての社会保障予算の充実と地方財政の確立を目指すことが必要です。 以上のことにより別紙意見書を提出するものでございます。 なお、提出先はお手元に配布しております意見書(案)の文末に記載のとおりであります。 以上、提案の趣旨をご理解いただき、議員各位の賛同を賜りますようよろしくお願いをいたします。(降壇) ○議長(林田久富君)  これより発議第3号「「地方財政の充実・強化を求める意見書」の提出について」質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  質疑なしと認めます。これで発議第3号の質疑を終わります。 これより討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。 これより発議第3号を採決します。本件は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、発議第3号は原案のとおり可決されました。 日程第16、発議第4号「南島原市議会会議規則の一部を改正する規則について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。柴田恭成議会運営委員長。 ◆議会運営委員長柴田恭成君) (登壇) それでは、発議第4号「南島原市議会会議規則の一部を改正する規則について」を説明いたします。 本案は、近年の男女共同参画の状況を鑑み、女性が活躍できる環境を整備するため、出産に伴う議会の欠席に関する規定を設けることにより、地方議会においても男女共同参画を考慮した議会活動を促進するため、会議規則の改正を行うものでございます。 それでは、改正文をご覧ください。よろしいですか。 改正の内容につきましては、会議及び委員会への欠席の届け出について定めております。第2条及び第83条におきまして、現行では欠席の理由を事故のためとしておりますところを、新たに出産を理由とした欠席につきまして明確に規定するため、それぞれの条文に第2項を追加し、規定の整備を行うとするものであります。 なお、本規則は公布の日から施行しようとするものでございます。 以上で、発議第4号の説明を終わります。よろしくご審議いただき、ご賛同いただきますようお願いをいたします。終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これより発議第4号「南島原市議会会議規則の一部を改正する規則について」質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  質疑なしと認めます。これで発議第4号の質疑を終わります。 これより討論を行います。 討論は、初めに原案に反対する議員の発言を許します。     〔「なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  討論なしと認めます。これより発議第4号を採決します。本件は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、発議第4号は原案のとおり可決されました。 日程第17、「閉会中における各委員会の継続調査申出について」を議題といたします。 各委員長から、会議規則第103条の規定により、お手元に配布しておりますとおり、閉会中の継続調査の申し出があっております。お諮りします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。 以上で、今定例会に付議された案件の審査は全て終了いたしました。お諮りします。今定例会における議決事件について、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(林田久富君)  異議なしと認めます。よって、これらの整理を要するものについては議長に委任することに決しました。 閉会前に市長から挨拶の申し出があっておりますので、これを許可します。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 このたびの議会は、7月18日から本日までの22日間にわたり開かれましたが、議員の皆様におかれましては、本会議並びに各委員会を通じまして慎重なる審議をいただき、厚く御礼を申し上げます。 この際、会期中の主な動きについてご報告を申し上げます。 7月28日世界文化遺産原城跡において、世界遺産登録記念イベント、提灯大行列が南島原市世界遺産市民協働会議主催、市共催により開催されました。 今回のイベントは、市民の皆様と世界遺産登録をお祝いすることを目的に開催をされたもので、当日は約500人の参加がございました。行列出発前にはお祝いの素麺を振る舞い、原城跡では市内太鼓団体の演奏によるお出迎え、最後は市内外のライオンズクラブと島原南ロータリークラブの寄附による打ち上げ花火によって盛会のうちに終わりました。今後も市民協働会議と連携をし、原城跡を将来へ引き継ぐとともに、地域振興に活かしていきたいと考えております。 次に、6月、7月の梅雨前線豪雨等による災害についてでありますが、農林関係につきましては、現在、農地50カ所、農業施設25カ所、林地等5カ所について現地を確認し、県へ災害復旧事業の申請手続を行っております。関係者のご心配、ご不便を十分に受け止めた上で、今後は国・県との調整や補正予算の計上等、円滑な事務執行に努め、早期の復旧工事の着手を目指します。 また、有明海や市内海岸の流木、ごみ等につきましては、500立方メートルを超える量が確認されております。現在、国や県と情報交換しながら漁業操業に支障が生じないよう収拾処分に取り組んでいるところであり、今月中に処分が完了する予定でございます。 なお、港湾内の漂着物については、一旦施設内に陸揚げし、管理者の県と協議しながら速やかに処理する予定でございます。 公共土木施設災害につきましては、河川24件、道路9件の計33件の被災報告があっております。災害復旧につきましては、9月上旬に国の査定の予定になっております。査定終了後は、早期復旧を図りたいと考えております。 次に、8月5日に大村市の長崎県消防学校にて開催された第34回消防ポンプ操法大会において、南島原市消防団、南有馬地区団がポンプ車操法の部第3位という大変優秀な成績をおさめていただきました。南有馬地区団においては、南島原消防署ご指導のもと、団員一丸となり厳しい訓練を重ねてこられました。当日、私も会場で応援をいたしておりましたが、ポンプ操法の見事さに加えて、南島原市消防団の一体となった熱い声援に感動を覚えた次第でございます。 このほか、会期中に皆様からお寄せいただきました数々の貴重なご意見、ご提言などにつきましては、今後の市政に反映させてまいりたいと存じますので、引き続き皆様のご協力をお願い申し上げる次第であります。 さて、厳しい暑さが続いております。皆様におかれましては、何かとご多用のことと存じます。どうか健康にはご留意をいただいて、ますますご活躍されますようにお祈りを申し上げまして、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。(降壇) ○議長(林田久富君)  これをもちまして本日の日程は全て終了いたしました。 これにて、平成30年第2回南島原市議会定例会を閉会いたします。     午後2時23分 閉会上記、会議録を調製し署名する。南島原市議会議長    林田久富会議録署名議員    田中次廣会議録署名議員    金子憲太郎...